第29回「長崎の農村」写真コンテスト入賞作品決定
2025.02.19
写真コンテスト総評
応募作品は、昨年より減少しましたが入賞作品からは、作品の多様性が強く見られました。やはり時代が動いているということなのでしょう。一方、農村を形づける農民の労働風景や生活などを描いた作品が少なくなっているのが気になりました。やはりこのコンテストのテーマである「長崎の農村」を各作者がどう受け止め解釈するかということが、改めて問われていくことになるでしょう。
今年の入賞作品は、被写体へのアプローチと独自性、さらに映像化する技術の高さが光りました。入賞ラインへ届かなかった作品は、いいものがありながらも被写体の選択が少し安易な感じがしました。新たな農村を見出す感性や観察する力が必要となってきます。そこに独自性やオリジナリティが出る作品となります。農村を取り巻く情勢が大きく動いているだけに、写真愛好家もその変化を正面から受け止めて映像化する力をつけていきたいものです。
次年度は新しい力が出てくることを期待します。
審査委員長プロフィール

尾辻 弥寿雄
最優秀賞作品

「業(カルマ)」
森山 浩隆さん
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優秀賞

「春の田園」
川崎 信義さん

「白菜いりませんか」
稲本 祥子さん
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特別賞

「笑顔で体験」
森本 孝さん
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佳作

「何採ったの」
鴨川 貞雄さん

「盛夏は早朝から水かけ」
吉田 隆さん

「レタスにシャワー」
井上 克幸さん

「時代の流れ」
後田 渉さん

「ハゼの実ちぎり」
高田 喜三郎さん

「収穫作業」
長浦 敏雄さん

「建山の山桜」
中村 冬樹さん
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