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NOSAI用語

危険段階別共済掛金率(きけんだんかいべつきょうさいかけきんりつ)

組合員ごとの被害率に応じて適用される共済掛金率のこと。被害率が低ければ共済掛金率も低くなり、被害率が高ければ共済掛金率も高くなります。

基準収穫量(きじゅんしゅうかくりょう)

農作物・果樹・畑作物共済において損害額や共済掛金算出の基礎となる収量で、いわば「平年収量」に見合う収量です。

基準単収(きじゅんたんしゅう)

耕地10アール当たりの基準収穫量のことです。

共済価額(きょうさいかがく)

共済事故が発生したときに加入者が被ることのある損害額の最高限度を示すもの。一般の損害保険会社で言う保険価額と同じ意味です。

共済掛金(きょうさいかけきん)

加入者が農業共済組合に納入すべき掛金のことで、一般に「共済掛金=共済金額×共済掛金率」により算出されます。建物・農機具共済以外の各共済事業は掛金に対する国庫負担制度がありますので、実際の農業者負担掛金は共済掛金国庫負担金を差し引いた額となります。

共済掛金率(きょうさいかけきんりつ)

加入者が負担すべき掛金を算出する基礎となるもので、過去一定年間における被害率をもとに定められています。一般に3年ごとに改定が行われます。

共済関係(きょうさいかんけい)

組合と加入者との間で一定期間結ばれる共済に関する権利義務の関係のこと。共済関係の成立により、加入者は一定の約束の下に支払いを受ける権利を持つ一方で、共済掛金の払い込み、損害通知、異動通知、通常の肥培管理などの義務が生じます。

共済金(きょうさいきん)

農業共済加入者が損害を受けたときに支払われるお金のことで、一般の損害保険会社の保険金に相当するものです。

共済金額(きょうさいきんがく)

共済事故によって損害が生じたときに組合が支払う共済金の最高限度を示すもの。一般の損害保険会社で言う保険金額と同じ意味です。

共済事故(きょうさいじこ)

組合が加入者に対し支払い義務を負うことになる事故のこと。共済事故となるものは、その発生が予期できず、また、これを避けることが困難なものであることが必要です。

共済責任期間(きょうさいせきにんきかん)

組合が加入者に対し支払責任を持つ期間のこと。期間は共済事業ごとに決まっています。

共済目的(きょうさいもくてき)

農業共済の補償の対象となるものです。

国庫負担額(こっこふたんがく)

共済掛金のうち国が負担する部分のこと。各共済事業に40~55%の国庫負担額があります。

死廃共済金支払限度額(しはいきょうさいきんしはらいげんどがく)

家畜が死亡・廃用となった場合に支払われる死廃共済金の限度額のこと。支払限度額は家畜の種類ごとに決められています。

損害通知(そんがいつうち)

加入者が、冷害、風水害、病虫害などの被害を受けて、共済の対象となる損害が生じたと思われるときに、それらの耕地のすべてについて、災害の種類、発生年月日および発生した場所、その他災害の状況を組合に通知することになっています。損害通知には、被害の都度ごとに行う速報と収穫期に行う定期報告があります。例えば、水稲の収穫期には、組合が決めた時期までに共済部長などから「損害評価野帳」の用紙をもらって、必要な事項を書き込み、共済部長などを通じて組合に提出します。申告された被害耕地については、現地評価が行われ(全相殺方式の場合にはすべての耕地)、その結果は「損害評価野帳」に書き込まれ、共済金支払いの基礎となる大事な資料になります。

損害評価員(そうがいひょうかいん)

適正な損害評価が任務です。また、損害防止の指導や適正な基準収穫量の設定に協力するなど、共済事業の要となる仕事です。

損害評価会委員(そんがいひょうかかいいいん)

損害防止や損害高の認定に関する重要なことについて調査審議します。

追加引受(ついかひきうけ)

牛の導入・出生で頭数が増加し、これまでよりも補償される額(付保割合)が低下するときに、組合員の補償の減少を避けるため、期間の中途で増加前の割合の範囲内まで増額できることです。

引受収量(ひきうけしゅうりょう)

基準収穫量に対する補償収量のことです。

引受単収(ひきうけたんしゅう)

10アール当たりの引受収量のことです。

病傷共済金支払限度額(びょうしょうきょうさいきんしはらいげんどがく)

家畜が病気やけがをしたときに、加入している共済金額の範囲内で、獣医師の診療を自己負担なしで受けられます(初診料など対象外があります)。ただし、家畜の種類ごとに支払限度額が決められています。

付保割合(ふほわりあい)

各共済事業の共済価額に対して、組合が補償する割合のこと。付保割合が高いほど補償は大きくなります。

包括加入制(ほうかつかにゅうせい)

乳牛の雌、肉用牛等、種雄馬以外の馬、種豚、肉豚について、飼養している全頭の加入が必要となることです。

保険金(ほけんきん)

収入保険加入者が損害を受けたときに支払われるお金のことです。

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